連休明けに飛び込んできた「小沢氏代表辞任」の衝撃的な一報。政治資金規正法違反事件による公設第1秘書の起訴以降も、党内からの辞任要求を一蹴(いっしゅう)してきた小沢一郎代表の“けじめ”について、「マイナス」「プラス」の声が交錯した。
「事件への説明責任を果たさずに辞任したことは、党内的にも国民的にも不本意な結果になった。今日の辞任会見は、表舞台での事実上の最後の1日になったといえる」
厳しいまなざしを向けるのは政治評論家の浅川博忠さん。辞任の動機として、2日後に迫った麻生太郎首相との党首討論で事件について攻撃されることを懸念した可能性に言及し、「民主党の今後の支持率も、新執行部の選出過程で権力闘争でも起きればマイナスになる」と前途多難な見通しを口にする。
漫画家の弘兼憲史さんは「公設第1秘書が起訴された後、世論の様子をうかがっていたのだろうが、もう少し早く辞めた方がよかった」。同じく漫画家の辛酸なめ子さんは「民主党の議員はバラバラで、小沢さんもまとめるのが大変だったと思う」と同情を寄せながらも、「辞任することで民主党はますます頼りなくなるような感じがする」と語った。
小沢代表の決断を評価する声もある。
評論家の小沢遼子さんは「政権交代のために退いたということなら、国民は納得するのではないか」と、捨て身の戦術が党の人気回復につながるとみる。
「小沢氏は選挙に勝利し、政権交代を実現させるために辞めた。残された党員は真剣にどうしたら政権を取れるのか、自分たちの頭で考えなければいけない時期にきた」
コラムニストの勝谷誠彦さんはこう語った。
天下分け目の戦いとも位置づけられる次期衆院選には、どう影響するのか。
「政権交代は大きな流れとしてはあるが、今回の辞任が民主党にとって必ずしもプラスになるとは限らない」と予想するのは政治評論家の有馬晴海さん。
「『小沢政権を見てみたい』という民主支持の60代以上の保守層は少なくない。そのため、一部の票が民主離れする可能性があり、拮抗(きっこう)した選挙になれば、そうした票がキャスチングボートを握るケースも考えられる。野球で言えば、単なるジャパンチームではなく、ファンは『長嶋ジャパン』を見たいのと同じ心理」と指摘する。その上で、「民主党は攻勢時に“ホップ、ステップ、肉離れ”といわれるが、今回の辞任が肉離れになる可能性もある」とした。
(5月11日 産経新聞)
民主党も相変わらずですね・・・
2009年05月12日
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